UnityFree版でLeapMotionSDKを読み込ませたよ その1

2016年1月28日

Unity には、LeapMotion の Asset があります。
しかし、これを使うには Unity の Pro 版を購入していないといけません。

そんなお金はない、でも Unity で LeapMotion を使いたい。
ということで、LeapMotion 公式の「Setting up a project in Unity 3D」の通りにプロジェクトを作りました。

[今回使用した環境]
・Mac OS X 10.9.5
・Unity 4.5.4 f1
・Leap Motion SDK 2.0.5+18024

使用する言語は「C#」です。

Leap Motion SDK は、公式サイトから取得できます (要デベロッパー登録)
Leap Motion SDK を解凍すると、こんな感じにファイルが展開されます。

20141009_UnityLeap_01

使用するのは、以下のライブラリです。
・LeapSDK/lib/LeapCSharp.NET3.5.dll
・LeapSDK/lib/libLeapCSharp.dylib
・LeapSDK/lib/libLeap.dylib

まず、Unity を起動して、新規にプロジェクトを作ります。
プロジェクト名はなんでもいいです (ここでは、"LeapMotionTemplate"としました)
こんな感じに展開されます。

20141009_UnityLeap_02

ここに、Leap Motion のライブラリを追加します。

LeapMotionTemplate 直下に以下のライブラリをコピーします。
・libLeapCSharp.dylib
・libLeap.dylib

LeapMotionTemplate/Assets には、以下のライブラリをコピーします。
・LeapCSharp.NET3.5.dll

こんな感じになっていれば OK です。

20141009_UnityLeap_03

ライブラリの追加は、これで完了です。

次に、Leap Motion SDK を読み込むスクリプトを作ってみます。

Unity のメニューの “Assets" -> “Create" -> “C# Script" を選択します。
適当に名前を付けます (ここでは、"LeapBehaviourScript"としました)

20141009_UnityLeap_05

追加したスクリプトをダブルクリックして、MonoDevelop を起動します。
デフォルトでは、以下のようなコードが作られます。

using UnityEngine;
using System.Collections;

public class LeapBehaviourScript : MonoBehaviour {

    // Use this for initialization
    void Start () {
    
    }
    
    // Update is called once per frame
    void Update () {
    
    }
}

これを、以下のように書き換えます。

using UnityEngine;
using System.Collections;
using Leap;

public class LeapBehaviourScript : MonoBehaviour {
    Controller controller;

    void Start ()
    {
        controller = new Controller();
    }

    void Update ()
    {
        Frame frame = controller.Frame();
        // do something with the tracking data in the frame...
    }
}

と、ここまでがとりあえず LeapMotion のライブラリを読み込ませて使える状態にするまでの手順です。
公式サイトの説明もここまでです。

次は、ちゃんと LeapMotion を認識しているかを確認するためのプログラムを書きます。

つづく…

つづき→「Unity Free版でLeapMotion SDKを読み込ませたよ その2

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